生命理学科

MESSAGE

生命の謎を解き明かし、
新たな知の扉を開く

Department of
Life Science

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

細胞と分子を出発点に
さまざまな生命現象に迫り
「新たな発見に応える力」を育てます。

生命理学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 生命理学の基礎から
    最先端の知識を学ぶ。

    1

    1年次に細胞の構造と機能を学びます。2年次以降は「分子生物学」「生物化学」「分子細胞生物学」を集中的に学び、分子科学の視点から現代の生命像を理解します。3年次からは生命理学の最先端分野を学んでいきます。

  • 指導の行き届く少人数制。

    2

    内容を深く理解するために、実験のほとんどを2名1組や1名で行います。また、卒業研究は1研究室あたり6~8名程度という一人一人に目が届く指導体制のもと、じっくりと学びを深めます。

  • 「生きている姿」を学ぶ。

    3

    生物学科が動植物の行動や生態を扱うのに対して、生命理学科は生物を構成する細胞の仕組みを学びます。DNAやタンパク質などがどのように働くことで、私たちが「生きている」のかに迫ります。

生命理学科で
身に付く能力?知識

この学科で育まれる力とは?

  • 最先端の研究につながる
    基礎力。

    基礎をしっかりと学ぶ課程を経て専門知識の理解を深め、より高度な実験へと導きます。基本から着実にステップアップするカリキュラムで、常に進歩する先端的な生命研究を理解するために不可欠な基礎力を養います。

  • 実験を行う技術と
    組み立てる力。

    「生命理学基礎実験」「生命理学実験」などの多くの実験科目では、自分の手を動かして取り組むことで知識を体験的に修得。同時に、機器の操作などの実験技術、論理的な実験の組み立て方を学びます。

  • 問題を解く力。

    4年次には、取り組みたいテーマに応じて研究室を選択し、卒業研究を行います。ここで得られるのは知識だけでなく、研究に必要な問題解決能力が身に付きます。

Q.「生命理学を学ぶ」とは、
どういうこと?

A.細胞やDNAなど分子レベルから
私たちが「生きている仕組み」を学ぶことです。

DNAやタンパク質といった生物を作っている「分子」を基礎として、「生きている」姿を理解するための考え方や知識を学ぶのが生命理学科。新聞やテレビでもよく見聞きする「遺伝子」「DNA」「ゲノム」「タンパク質」などがどのように働くことで私たちが「生きている」のかを勉強します。
「生物学科」との違いは、生物学科が動植物の生態や身体の仕組みを学ぶのに対し、「生命理学科」では細胞やDNAなど分子レベルの働きを勉強することです。柱になるのは「分子生物学」「生物科学」「分子細胞生物学」という3つの分野で、例えば「分子生物学」では、DNAからRNAが作られ、RNAからタンパク質が作られという「セントラルドグマ」の仕組みを学びます。

「バイオテクノロジー」「DNA組換え」「ゲノム」「器官形成と組織再生」といった言葉に強い興味を持つ人にとって、生命理学科は幅広く深い知識を修得できる場です。

生命の営みの不思議さを
分子レベルで解き明かす。

「生物が長い年月をかけて作ってきた仕組みを知り、それを見てきたように説明したい」と考え、研究を行っている山田康之教授の研究室では、細胞内でエネルギーを蓄えたり放出したりといった役割を持つ物質、「ATP(アデノシン三リン酸)合成酵素」の働きに注目。バクテリアから植物、動物まで、あらゆる生物の細胞の中にあり、その働きから「細胞のエネルギー通貨」とも呼ばれるATPが、どのように作られているのかを研究しています。

特に注目しているのが、その働きの中でもスイッチの「オン?オフ」に関する部分。細胞の状態に応じて、エネルギーの貯蔵と放出を調整する仕組みの謎に挑んでいます。生命の営みを支える現象の不思議さを、分子レベルで明らかにする研究を行っています。

生命理学科の研究室は、大きく3つのグループに分かれています。
山田研究室の研究はそのうち、「生物化学系」に属しています。

▼その他の研究グループ
?分子生物学系/遺伝や進化に関する研究を行う
?分子細胞生物学系/細胞分化やゲノムの初期化機構などの研究を行う

例えば、
こんなことも
生命理学科の
学びです。

生命理学科の教員と研究テーマ

教員一覧を表示する
※大学案内(2025年度版)より転載。最新情報は理学部公式WEBサイト参照。
氏名 研究テーマ リンク
関根 靖彦 バクテリア?植物の分子生物学 研究者情報 個人サイト
後藤 聡 細胞機能の分子生物学 研究者情報 個人サイト
榊原 恵子 植物の発生進化学 研究者情報 個人サイト
塩見 大輔 バクテリアの分子生物学 研究者情報 個人サイト
丸山 竜人 分子生物学?生化学 研究者情報
養老 瑛美子 植物分子遺伝学?植物発生進化学 研究者情報
岩川 弘宙 RNA生物学 研究者情報
花井 亮 分子生物物理学 研究者情報 個人サイト
山田 康之 タンパク質の生物化学 研究者情報 個人サイト
末次 正幸 合成生物学 研究者情報 個人サイト
栗原 恵美子 ケミカルバイオロジー?植物細胞生物学 研究者情報
樋口 麻衣子 発生?細胞生物学 研究者情報
眞島 恵介 シグナル伝達の細胞生物化学 研究者情報 個人サイト
岡 敏彦 オルガネラの細胞生物学 研究者情報 個人サイト
堀口 吾朗 植物発生生物学 研究者情報 個人サイト
森田 仁 細胞生物学 研究者情報
花田 有希 オルガネラ膜表面における分子細胞生物学 研究者情報
佐藤 健 細胞生物化学 研究者情報

こんな学科もあります

生命理学科に興味がある人は、こちらの学科にも興味を持っています。

医薬品の成分や効能よりも薬が作用する「生命」について詳しく学びたいと考えていました。本学科の説明に「生物をつくっている細胞の仕組みという“生きている基本の姿”を中心に学びます」とあり、まさに私の求めるものだと共感。少人数教育により手厚い指導が受けられると感じたことも決め手の1つです。

生命理学科 米田 結さん大学案内2025より

先生方と学生の距離が近いため、気兼ねなく質問できる点が魅力的でした。わからないことがあれば、授業後も時間を割いて、わかるまで丁寧に解説してくださいました。そのおかげで、基礎から着実に学ぶことができました。

生命理学科 遠山 唯さん大学案内2024より

授業では、生物学全般について広く学ぶことができましたが、中でも興味をもったのが生物の重要な構成要素であるタンパク質の働きでした。その多様で複雑な機構についてもっと深く知りたいと思い、分子細胞生物学のゼミナールを選択しました。

生命理学科 高野澤 亜希さん大学案内2023より

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